自由の本質
地球上にたった一人だけ人間がいたとします。
地球上にあるものはみんな彼一人のものです。誰にも気兼ねなくどんなことでもできる環境です。
彼は自由でしょうか?
いえ、孤独なのです。
自由という観念は、人間が2人いて初めて生まれるものです。
つまり、社会があって自由が生まれるのです。
社会がないと自由もないのです。
また、社会の中の自由が利己的なものばかりであれば、社会が壊れ自由も消えます。
したがって、社会があり自由もあるとすれば、その自由は利己的なものではないはずです。
では、利己的でない自由とはどのようなものでしょうか?
つまり、それは利他的な自由ということになります。
ん?
いや、簡単です。他者の自由に配慮すればいいのです。
皆が、自分以外のあなたの自由に配慮するようになるべきなのです。
そうすれば、自分の自由は自分で主張せずとも他者が配慮してくれます。
どうですか?
みんなが自由になりませんか?
そうです、自由の本質は、私の自由にではなく「あなたの自由」にあるのです。